ホームページを運用するにはお金と時間がかかる

最近ではホームページで運用するための高機能なシステムが販売されており、こうしたシステムを利用すると多彩な物件検索機能等がついたホームページを短時間で立ち上げることができます。

しかし、こうしたシステムを導入しても集客に結び付かないという声も聞こえます。なぜならば、沿線や自治体のキーワードをいれて物件検索をしても出てくるのは大手業者のホームページだけであって、新興の不動産会社が参入するのは困難ともいえるからです。

賃貸仲介業のケース

実店舗を開いて不動産業を営むケースでは、例えば「○○駅 不動産屋」で検索してきた顧客を自社のホームページに誘導して、自社ホームページの物件検索システム等のサービスを利用してもらう方法が考えられます。

しかし、ここで注意をしたいのが「○○駅 不動産屋」でヤフー検索をすると検索1~3位に表示されるのはhomesやsuumoのホームページであり、一般の宅建業者のホームページが自社ホームページを上位表示をするのがなかなか難しいということです。

つまり、最初からお金をかけて自社ホームページに物件検索システムを備えても、自社のホームページに集客するのはコストと時間がかかりますので、うまく軌道に乗せるのはなかなか難しいという声が多く聞かれます。

ですから、自社のホームページで賃貸の仲介をする場合には、どのように集客をするか綿密な作戦が必要と言えます。

売買業のケース

売買においても、強力な大手業者のホームページが検索上位を占めているのが現状ですから、自社ホームページに物件を掲載してそこから問い合わせを得るのはなかなか難しいと言えます。

ただし、売買の場合は賃貸に比べて一つの物件にかける宣伝の費用・時間は多いはずですから、特に建売住宅の販売のケースでは自社ホームページによる営業も工夫次第で強力な宣伝ツールとして活用されている企業もたくさんあります。たとえば、動画・写真・文章を駆使して、一つの物件に関する情報を充実させることで、様々な方法で顧客を自社のホームページに誘因する方法が考えられます。

一方、投資用物件の売買では楽待や健美家などの情報サイトの活用を試してみるのも良い方法です。